ビットカジノの勝利金には税金がかかる?確定申告や課税対象についても解説

ビットカジノは2014年に運営開始した、世界初のビットコイン専用のオンラインカジノです。

ドルやユーロに換金する必要がなく、ビットコインをそのままで遊ぶことができます。

ビットコインの税金について、計算方法、確定申告や課税対象など徹底解説します。


 

 

ビットカジノの勝利金には税金がかかるの?

ビットカジノ 税金 かかる

ビットカジノの勝利金には税金がかかります。

一般的なオンラインカジノの勝利金は『一時所得』として扱われますが、ビットコインで得た利益の分類は『雑所得』。
 
そのため、ビットカジノの勝利金は雑所得であり、計算式が異なります。

雑所得だと20万円以上の勝利金が得られた場合、税金を払う必要が出てきます。

雑所得の計算式がこちら。

    その他の雑所得=総収入金額-必要経費

これにビットコインによる利益に当てはめると下記のようになります。

    雑所得の金額=ビットコインで得た利益-経費

ビットコインで得た利益ですが、ビットカジノの場合です。

    A. ビットカジノに入金したビットコイン数量×入金時の円価格
    B. ビットカジノから出金したビットコイン数量×出金時の円価格
    ビットカジノで得た利益=B-A

例えば、入金時に1BTC100万円で1BTCを入金、出金時に1BTC150万円で2BTCを出金した場合の利益は、

「利益=(150×2)-(100×1)=200万円」になります。

経費についてですが、下記が経費にあたります。
 

  • ・仮想通貨取引所の取引手数料
  • ・仮想通貨取引に関する書籍やセミナー参加費

経費に20万円使っている場合の雑所得が、下記の通りです。

「200-20=180万円」
 
雑所得は総合課税の対象なので、給与などの収入と合計した金額である所得税に対して税金がかかります。

所得に対する税率表がこちらです。

所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円以上330万円以下 10% 97,500円
330万円以上695万円以下 20% 427,500円
695万円以上900万円以下 23% 636,000円
900万円以上1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円以上4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円以上 45% 4,796,000円

 
この場合、給与所得無しで計算すると195万円以下なので税率は5%。

180×5%=9万円が勝利金に対する税金総額になります。

自身の給与額によって税率は変わるので、計算する際は気をつけましょう。

「自分で計算するのが難しい」「どこまでが経費として計上されるのか分からない」という人は、税理士に相談するのがおすすめです。

 

一時所得の計算方法

ビットカジノ 税金 一時所得

通常のオンラインカジノでの勝利金の場合使われる計算式がこちらになります。
 

    一時所得の金額 = 総収入−その収入を得るために支出した金額−特別控除額(最大50万円)

ですので、勝利金が50万円を超えない場合は税金を払う必要はありません。

また、一時所得の中で、課税対象になる部分の計算方法がこちらです。

    課税対象の一時所得 = 一時所得 × ½

そして、課税対象の一時所得と給与などで得られる所得を合計した金額に対して、所得税が課されます。
 

負けた金額は経費として差し引けないので要注意!

ビットカジノ 負けた金額

オンラインカジノでの負けた金額は経費として計上できません。

例えばこのような収支になったとします。
 

収支
1月 +12万円
2月 +10万円
3月 +8万円
4月 -11万円
5月 +6万円
6月 +12万円
7月 -9万円
8月 +9万円
9月 +13万円
10月 -12万円
11月 +18万円
12月 +7万円

全体の収支で見ると+63万円ですが、収支がマイナスの月は計上されないので、マイナス月を除いた95万円に対して税金が課されます。

最悪、トータルで負けていたとしても、勝利金に対して税金はかかるので、注意しましょう。
 

ビットカジノの勝利金を脱税したらバレる?

ビットカジノ 脱税

ビットカジノの勝利金を脱税するとバレるので、やめておきましょう。

競馬やパチスロなどと違い、オンラインカジノでは、銀行を介して出金を行うので、取引履歴が残ります。

また、海外から100万円以上の送金があった場合、税務署に連絡がきます。

オンラインカジノの勝利金が100万円を超えることが珍しくなく、その点でも脱税はバレやすいので注意。

自分の勝利金に対する税金はきちんと払うようにしましょう。

 

オンラインカジノの勝利金は税金対策できる?

ビットカジノ 税金対策

 

多額の入出金をしない

銀行には所得税が発生するような多額の入出金が合った場合、税務署へ報告する義務があります。海外送金の場合、100万円以上の取引があった場合報告対象となります。
そのためオンラインカジノは大抵、海外に拠点を持っているので、高額なお金の入出金をする際は要注意です。

オンラインカジノはジャックポットや連勝で100万円超えの賞金はよくあることですので、一度に多額の金額を自分の銀行に送金するのではなく、細かく分けて送金すると良いでしょう。

しかし、税務署に報告が行かないからと言っても所得税の場合、年間で50万円を手にした時点で発生するので納税の義務はあります。

送金は年で分けると税金が抑えられます。
 

支出額を把握しておく

所得が多いほど税金はかかります。
所得税の算出は上記で説明したとおり、利益から支出額を引いたものが反映されます。

そのため、しっかり支出を把握しておくことが重要です。
オンラインカジノには支出の記録が残るので、履歴をプリントアウトするかメモして残しておきましょう。

そうすることで余計に税金を払わなくてよくなります。

勝ちすぎない

所得税には累進課税が課されるので、勝てば勝つほど税率は上がってくるため、勝ち額を調整すれば税金対策につながります。

一時所得には50万円の特別控除が認められているので、超えなければ税金は払わなくて良いことになります。

 

ビットカジノで勝った分の税金は忘れず払おう

ビットカジノ 税金 まとめ

オンラインカジノの勝利金の税金を支払わないと『脱税』という犯罪を犯していることになります。

その場合、延滞金として余計にお金がかかったり、悪質な場合は、逮捕されるケースもあります。

ビットカジノで勝ったときは、雑所得としてきっちり計算し、勝利金に対する税金を払うようにしましょう。
 

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